経験1年未満の薬局薬剤師にぜひ頑張って欲しい予製の管理

奥さま
くすりマンの薬局にも新人の薬剤師さんが入ってきたの?
くすりマン
4月から新人ちゃんが働いているよ。毎日怒られながらだけど、一生懸命頑張ってるよ!
奥さま
わたしは薬剤師さんのお仕事ってよくわからないけど、やっぱり難しい国家試験に合格しているし、新人でもすぐにバリバリ働けるもんなのかな。
くすりマン
いやいや、全然そんなことはないよー。他のお仕事と同じかな。国家試験はあるけど、やっぱり実際の現場で働くのはそんな簡単じゃないんだよ。
それじゃあ、今回は新人の薬剤師ちゃんに頑張って欲しいことをシリーズで紹介してみるね!

1日の業務を理解しよう

処方箋が来て調剤するだけではダメ!

コレ、新人さんがよくやってしまいます。いわゆる待ちの状態です。

奥さま
あれ?でも調剤薬局って、処方箋を受け付けた後に薬を用意して、その後患者さんに説明したら終わりじゃないの?
うちの奥さんが言うように、これが世間の薬局のイメージだと思います。
大きくはその通りなんですが、実際に働く薬剤師がこんな感じでされちゃうと薬局の業務は回りません。

くすりマン
薬局の1日のお仕事というのは、ざっくりで言えば次のような感じですね。
  1. 開店業務
  2. 薬の納品・検品
  3. 外来業務(受付・調剤・監査・投薬・薬歴記載)
  4. 発注・在庫管理業務
  5. 薬局外での業務(在宅訪問・施設対応・講演業務・etc.)
  6. 予製業務
  7. 資料作成業務(各種届出・報告書・社内資料・講演資料)
  8. 閉店業務

案外たくさんのお仕事を毎日やらなければなりません。

奥さま
たまに薬局の前を通ったりすると、「なんか暇そうでいいなー」って思ってたなぁ。ごめんね!笑
くすりマン
・・・(オイオイ)

上のような業務を滞りなく進めるためには、当然計画的に仕事をしなければなりません。
ところが実際は、イレギュラーな患者対応が求められることもたくさんありますし、急にDrへの訪問も必要になったりします。

そして新人さんの場合は、いわゆる外来業務の「調剤・監査・投薬・薬歴」といったスピードも求められる仕事を速くはできません。
とはいえ、周りのスタッフも患者さんも待ってはくれませんよね。
これが、現場業務の難しさといったところです。

ポイントは予製にあり。

処方箋の内訳は、近隣の医院やクリニックもあれば、大きな大学病院もあります。病気も幅広いですし、薬の種類も1種類から10種類以上と本当に様々です。
つまり、調剤に要する時間が患者さんごとに全然違うという点が重要です

中でも、一包化(朝・昼・夕ごとに包装)の調剤や粉砕調剤では、20〜30分かかることが平気であります。重たい処方になれば、1〜2時間かかるケースだってあります。
これって仕方ないことではあるんですが、何もしないで急にこんな調剤がやってきたら、薬局の中はてんてこ舞いです。先ほど言っていた “計画的に仕事をする” なんて夢物語です。

奥さま
「そうだ、予製をしよう」

そのとおり。
なので、多くの薬局では予製として、あらかじめ時間のかかる調剤を事前に準備しておきます。

くすりマン
だいたい、1日に10〜15名ぐらいの予製が必要な薬局が多いんじゃないかな。

でも、この数って以外に毎日順調に用意していくのは大変なんです。

薬局長や管理薬剤師と呼ばれる人たちは、常に頭の中で進捗を気にしていますが、イレギュラーなことが重なると簡単に滞りがちになっちゃうんですよ。
だから、新人さんには予製の作成スケジュールをしっかりと把握して欲しいんです!

これが一番言いたかったことです。「なんやそんなことか」って思われるかもしれませんが、これって新人さんには本当に難しい。
大抵の場合は、薬歴を書くだけでもすごい時間を取られてしまい、店全体の仕事と個人の仕事のバランス感がつかめないんですよね。

奥さま
じゃあ新人薬剤師さんはどうすればいいの?

新人薬剤師へのワンポイントアドバイス

  • 日々の予製の作成目標(例:3日後まで作れている)を薬局長にあらためて確認する。
  • 月曜日に1週間の進め方を明確にイメージする。
  • 朝イチで今日行う予製を把握する。特に最低ラインをきっちりと決める!
  • 最低ラインまで進んでいない場合は、残業をしてでも作って帰る。

個人的には、最後が一番重要だと思っています。なにもブラックな働き方を勧めているわけではなく、「ここまで終わらないと帰らない」と認識して1日を過ごすことが大変重要です。
実際には残業をたくさんしていいわけでもないですし、プライベートも大切です。だからこそ、日々の業務の着地点をきっちりと認識して仕事をすることが大事なのです。

新人薬剤師であるということは、同時に社会人としても新人の場合が多いです。薬剤師で1人前になることも大切ですが、まずはやるべき仕事を確実に終えられるスキルを身につけることが、業種を超えて求められます。

くすりマン
1日の業務全体を捉えて自主的に行動することは、慣れてしまえば難しくありませんので、まずは予製リーダーとして薬局で活躍できるよう頑張ってください。

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